秒速5センチメートル
]ストーリー
東京の小学生・遠野貴樹と篠原明里の出会い、別れ、成長を描く切ない物語。
貴樹は小学校卒業と同時に転校してしまった明里と手紙のやり取りをしながら過ごしていた。二人は久しぶりの再会を果たすも、そこには冷たい現実が待っており、貴樹も鹿児島に引っ越してしまうことからやがて二人の仲は疎遠になってしまう。
そんな二人の大人になるまでの話を貴樹を中心とした視点で作られている作品である。
]解説・感想
秒速5センチメートルとは、桜の花びらが落ちる速さです。
「桜花抄」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」の3本の短編から構成されています。合計でも1時間ちょっとの長さです。
最初は3本のまったく違うお話の短編集なのかと思っていましたが、そういうわけではなく話は繋がっていて、小学校と中学校、高校、社会人と成長するごとに話が区切られています。こういった構成の映画は初めてだったのでおもしろいなと感じました。
この映画はよく「鬱アニメ」なんて言われてますねwたしかにとても切なくなります。それでも何回でも見直してしまう作品でもあります。
何かこう、ピュアな物に触れるような、そんな感覚になりますね。見る度に心が綺麗になっている気がしますw
少年期の貴樹が電車に乗り明里に会いに行くとき、焦る気持ちと動かない電車に動揺するところの表現はすごいですね。あのシーンはとても好きです。
この映画の魅力は物語の他に、音楽家の天門さんの曲や作画の美しさですね。
作画の美しさを求めBlu-rayを購入しようか迷いましたが、私は特に物語に流れる曲たちに惹かれてしまい、サウンドトラックがDVD-BOXを購入しないと手に入らないためDVD-BOXの方を購入しましたw今はアニメ映画のDVDの特典によく見るフィルムも付いていたので、BOXでよかったと思っています。
物語の切なさを助長するかのような美しいピアノ曲がたまらなく好きです。天門さんはこれでピアノは独学だというから驚きですね。
新海誠さんの作品は他にもありますが、おそらくこの秒速5センチメートルが一番有名なので、まだ新海ワールドを未体験の方はこの秒速5センチメートルをおすすめいたします!
- 2012年05月15日
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